以前後期マザークラスで、助産師さんからお話を伺いました。
後期マザークラスに参加しお聞きしたポイントをまとめた記事です。↓
その中で、気になるワードが。
「回旋異常」
助産師さん:「同じ助産師達と話すことも多いのですが、昔に比べて近年明らかに回旋異常が増えています。」
その助産師さん曰く、回旋異常でも出産出来ないことはないが、倍ぐらい分娩時間がかかるとのこと。
回旋異常ってどういうことなのか、調べてみました。
回旋異常って?
赤ちゃんは産まれてくる時、外に出やすいようにお腹の中で体の向きを調整します。専門的には第1回旋から第4回旋までの行程がありますが、
ざっくりいうと、
①顎を引いて全身を縮める
②横向きで産道に入り、徐々にお母さんの背中の方を向く
③上を向いて体を反らせて頭が外に出やすいようにする
④肩が出やすいように体を再度横向きに戻す
という工程を本能的に行っています。
赤ちゃんすごーい!!!
コチラを参考にさせていただきました ↓
https://medicalnote.jp/contents/170721-002-HP
動画もわかりやすい↓
回旋異常は何らかの原因でこの工程がうまく行われず、難産になったり、時には分娩が停止してしまったりすることがあるようです。
回旋異常はなぜ起こるのか
母親側の問題としては、骨盤の形態異常で赤ちゃんの頭が骨盤を通過しにくい、子宮筋腫や低置胎盤などで赤ちゃんの回旋を妨げてしまうことなどがあります。
また赤ちゃんの問題としては巨大児や頭囲が大きいことなどによりうまく回旋するスペースが確保できないことなどが挙げられます。
回旋異常の場合の分娩はどうなるの?
難産になりやすい傾向にありますが、自然分娩できる場合もあるようです。
しかし、分娩が長引くことによって母親、赤ちゃんに命の危険が及ぶと可能性があるときは緊急帝王切開が選択されることもあります。
ある助産師さんの考察
私がお世話になっている産院の助産師さん。
近年回旋異常が増えている原因のひとつとして「生活スタイルの変化」を上げていらっしゃいました。
赤ちゃんがお母さんの背中側を向きやすいようにするには、四つ這いの姿勢が良いそうです。赤ちゃんは後頭部が重たいので、お母さんが四つ這いの姿勢をとると重力によって背中の方を向きやすくなるんですって。
今からでも赤ちゃんが背中側を向く練習として、四つ這いで床掃除をしてみたり、体操してくださいとアドバイスを受けました。
ポイントは四つ這位をただとるだけでなく、骨盤を揺らすこと。
それこそ掃除やハイハイがよさそうですね!
今回は回旋異常について調べてみました。
分娩って赤ちゃんとお母さん双方の協力が必要で、お互いの体が上手く反応するようにできているんだなぁと感心してしまいました。
私もこの話を聞いて以来、カーペットのコロコロや台所の床拭きを積極的に行うようにしています。
予定日まであと2週間!
頑張れ、赤ちゃん。
頑張れ、私。
お読みいただきありがとうございました。