35歳初めての育児「ひなたといっしょ」

マイペースで好奇心旺盛,仕事好きなアラフォーママ(そして妊婦)!保育士としてこども園、リハビリ専門職としてこどものデイケアで勤務中。

入園に向けて、見学時確認すべきポイント。【後悔した経験から】

入園に向けて、保育園やこども園、幼稚園見学が活発になってくる時期。
初めての見学ではどういうところを確認すれば良いのか、何を見れば良いのかなどわからないことも多くないでしょうか?
私自身、子を連れて数件見学や園庭開放にお邪魔しました。

一般的に言われていることを確認したつもりですが、入ってみて「アレ?」と思うことが多く、同じ市のこども園で働き始めたこともあり「もっとここを確認するべきだった!」という後悔がたくさんあります。

これから園見学される方、ぜひ確認してみてください。

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事前に園の規模(定員数)や保育時間はパンフレットやネットで確認されている方が多いと思うので、ここでは実際見学の際に見聞きするポイントを挙げていきます。

よく言われる確認項目のポイント

園にいる人の様子

よく言われますが「具体的にはいったい何を見れば?」と思いませんか?
見学当時の私は、「こども可愛いなぁ」「案内してくれる先生感じいいな」くらいしかみておらず、後々後悔することになります。
実際園で働いて感じる、みておけばよかったポイントは以下のとおりです。

園児

のびのびと生活している子供達は、リラックスしており笑顔が多く園生活を送っていることと思います。

こども達が過度に萎縮していないか、楽しそうにしているかなどをチェック。
具体的には遊んでいる時の子供たちの表情、先生への態度などをみてみます。

先生の印象

案内してくださる先生だけでなく、実際保育されている先生達の様子をしっかり見てみてください。

当然園児はしてはいけないこともしてしまいます。先生は年齢相応な叱り方や指摘をしているでしょうか。こども達への声かけや対応は丁寧でしょうか?
実は子の園で、0,1歳児クラスから大きな怒鳴り声が聞こえてくることが続き、その感情的な様子にちょっと不安になったりしました。(移動されたのか、今現在は怒鳴り声聞こえなくなりました。)

先生方に関しては、見学だけではわからないことも多いです。ただ確かなことは、素敵な先生はやっぱりこどもに好かれています。先生とこども達のやり取りに耳をすませてみると、短い見学の間でも感じとれることもあるかと思います。

園庭や保育室などの環境面

園庭

こども達はお外遊びが大好き!

園庭があるかないか、その広さ、屋根(日陰)のあるなしなどを確認します。
屋根があると、少しくらいの雨でも園庭遊びをすることがあります。子は嬉しそうだけど、毎回靴が泥だらけ。それはちょっと…というママは、雨の日も園庭で遊ぶのかなど確認をしておくとよいと思います。

また遊具の種類も見てみましょう。
少し変わった形の滑り台とか、おもちゃのたくさんある砂場とか楽しそうですよね!
しかし、普段は安全管理の面から閉鎖している園もあります。使用頻度や何歳以上に使っているのかなど聞いてみると良いでしょう。
あと夏場水遊びをたくさんしてくれる園とほとんどしない園、その頻度にかなり差があります。

また園庭がないからといって、外遊びをしないわけではありません。園児にとって外遊びはとても大切です。
近くに公園があるかどうか、またそこまでに通る道の交通量や、道幅、横断歩道のあるなしなども気になる方は確認します。
どのくらいの頻度で公園へ行っているのかなども聞いてみるとよいです。

園児に対する保育室の広さ

保育室の広さの基準は、法律で決められています。それでも園児に対してギリギリのところもあれば、ゆとりを持って使っているところも。また、広くてもオモチャの収納スペースなどになってこどもが使えない区画になっている場合もあります。その日何人くらいの園児がお休みしているかを確認して、全員出席している時の広さを想像してみてください。

全体を通しては、お掃除が行き届いているかおもちゃや絵本は新しいものもあるか、安全対策はできているかなどです。

基本的に園は毎日お掃除をしますが、子供たちが使うのですぐ汚れます。洗面台や玄関の砂などはある意味汚れていても仕方ない。
注目すべきは、おもちゃや個人ロッカーなど棚の上、子供たちが過ごす(入り込む)可能性のある場所のホコリや床の汚れなどです。頻繁に掃除をしても貯まるホコリはしょうがないとして、明らかに掃除出来てないなというほど溜まっている、少し歩いただけで靴下が真っ黒になる、となると、掃除に周る余裕がないほど先生たちがギリギリで働いている可能性もあります。ギリギリということは、先生たちもゆとりがなくピリピリした雰囲気になりやすいです。←こどもの施設や園で働いての経験から。

送迎の方法や駐車場ついて

予定している送迎方法が現実的か確認します。
自転車なら駐輪場はあるか、その距離は?

車なら駐車場の台数と混雑時の様子などを確認します。
送迎の時間は駐車場が混み合い、停めれる台数が少ないとドライブスルー状態で長蛇の列が出来たりします。その時、出ていく車とすれ違えるかなども確認しましょう。
また園に通うとどうしても大荷物になりがちです。雨の日なんかもう大変…。
駐車場から園までの距離や、地面がコンクリか砂利か土かなども見ておきます。
ちなみに、屋根がある園は最高です。

給食やおやつについて

おやつは手作りか市販か、給食はどんなものが出るのか、献立を見てみるとよいです。
手間に感じる方は、お弁当の頻度も確認しましょう。

私の働く園は食に力を入れており、とにかくバラエティ豊かで美味しいです(ちょっと味は濃いめだけど)。対して、子の入園した園は病院の食事のような(←失礼)もので、家で食欲旺盛な子なのに残すことが多いのです。

おやつも、手作りのものが多い園と市販のスナックやヨーグルトが多い園があります。

登園時の服装と帰宅時の服装

わが子の園は、指定体操服と園服で登園→パジャマで昼寝→私服で帰宅します。
想像していた以上に、指定服のお値段が高いです。夏冬服それぞれ購入ですしね…。最初の1年間で10万円弱かかりました。

私服がほとんど必要ないのならそれでも楽ですが、上記のように午前中だけなので、園用の私服もたくさん揃えておく必要があり荷物も多いです。
経済的なのは、私服通園ですね。

どういった雰囲気を重視しているか

園の個性ってあります。

運動をたくさんさせてくれる園、製作の多い園、のびのびとその子らしく落ち着いて過ごさせてくれる園、ぴっしり躾(?)をする園などなど。
好みですが、私は引っ込み思案な子に「ある程度の枠組みがしっかり決められている園」を選びました。

確認しておけばよかった!後から後悔事項

園見学で確認せず、いざ入園してから「ちょっとこれは…」と思う部分です。近隣の園と比べてしまって、羨ましいな…事前に知ってたら他の園を選んだかなと思う後悔ポイントです。

園との連絡方法。アプリとかがベスト!

最近では、連絡方法がアプリの園が増えています。SNSでのアンケートで、お子さんの通っている園の半分弱がアプリ管理という結果になっていました。

私は完全にアプリ推しです(←残念ながら子の園は紙)。
例えば、お休みの連絡も電話せず出来たり、日々の細々した連絡もアプリで済みます。従来の方法だと、毎回連絡帳を出して記入するのは本当にメンドクサイ。記入は基本朝のバタつく時間帯なので、トイレとか入ってる時にパパッと入力出来たらいいのに…と思います。

あと、保育中の写真を撮ってくれるのかも確認すると良いと思います。わが子の園、ほとんど撮ってもらえないので子の園での様子全くわかりません。友人の行っている園は、毎日アプリに写真を載せてもらえるそうです。イイナ…。少ないですが、一部園ではLive映像が観れるところもあるらしいですよ。

行事の規模

これも園によって大きく違います。
今に限ってはコロナ禍で自粛している園もありますが。
例えば、夏祭り。1日のプログラムの一部として簡単に済ませる園もあれば、親も呼んで小さな屋台を出したり、花火や盆踊りをする園もあります。

発表会も、園内ホールの大きなステージでするところ、屋外でするところ、教室でするところなど様々です。
出来るだけ参加したくない方は小規模の園、行事も楽しみたい方へのおすすめは、ホールや大きな園庭を持っている園かと思います。子供たちの頑張っている様子が見やすいし、行事も凝っていて大規模なものが多い印象です。

担任の先生が必ずクラスにいるかどうか。

これ完全に盲点だったのですが、わが子の園、担任の先生は4人いますが常にクラスにいてくれるわけではありません
かといって担任の先生全員お休みのはずもなく、別のクラスに入っておられるのです。

多くの園は基本的に担任の先生がクラスをみて、たまにヘルプでフリーの先生が入ることが多いようです。(標準時間外にはパートの先生が入っていたりする事はよくあります。)
でも9時16時で送り迎えして担任に全くクラスで会えないなんて驚いたし、少し不便です。(その時担任の先生達は出勤されていても他のクラスにいることが多い)
人見知りの息子は、慣れた先生がクラスにいない時はやはりすんなり私から離れないですし、お願いした事が担任以外のクラスにいる先生に伝わってないなと感じることが多々あります。

※同じようなシステムでも、工夫されていて不便を感じない園もあるかもしれません。

感染症対策

まず前提として園での感染はある程度仕方ないことだと思います。それでもコロナ禍だったりノロウイルスや感染症が流行ると、感染対策は気になります。
上記にも関係しますが、感染対策という意味では同日に複数の先生が他のクラスをまたいで行ったり来たりするのはどうかと疑問に感じています。
別の学年のこども達や姉妹園との交流が多いのも、コロナ禍に限っては不安です。

働いている園は、他のクラスの子達との交流や接触を制限しているので、感染症が出てしまってもクラス単位で止まることが多い印象です。

休園になる基準

暴風警報が出てたら休園やお迎えの要請がある。
これは大体の園で共通しています。
ただ園の立地によって大雨警報だけでもお迎え要請がきたりします。これ、何気に仕事をしているママには痛手です。同じ市でも園によって基準が違うので、確認しておかれると良いと思います。

延長保育の申請方法

やむおえない事情があり事前に延長をお願いしたら、「えっ…」と困られて戸惑ったことがあります。当日でも対応してもらえるのか、何時まで対応してもらえるのか、申請用紙は必要かなども確認されるとよいと思います。

子の園のように、短時間保育では基本的に延長を受けつけないという園もあります。(市のパンフレットには延長時間に応じた料金の記載があり、受けつけてもらえないという記載もなかったので必要になってすごく戸惑いました。)
フルタイムで働くママは、お迎えの予定時間に残っているこどもがどのくらいいるのかも確認されると安心です。


しっかり見学したつもりでも、短期間でも感じることがあり、実際入園してみると「思ってるのと違う」っていうことも出てきます。

全部が希望通りの園はまずないだろうし、あったとしてもきっと激戦です。ゆずれないポイントの優先順位を決めて総合的に判断されるとよいとおもいます。

みなさまが素敵な園に巡り会えますように!!

お読みいただきありがとうございました。