産前の話です。
別居婚で一人暮らしをしていた私は臨月に入ると、
出産の徴候がひとりの時に始まったらどうしようという心配をしていました。
旦那は週末以外県外。
(何故かこの時期に旦那の週末出勤が増え、週末ですらひとりのことも。)
親も県外。
(同居孫のお世話がある。)
いざとなれば、友人、同僚、先輩に頼ろう!
いや、真夜中だったら流石に申し訳ない。どうしよう…
のエンドレスループです。
まず出産の徴候ってどんなの?
一般的な徴候は3パターン。
①陣痛
十秒から数十秒の痛みが、定期的にやってきます。
この頃の痛みは軽く、間隔も長くあきます。
②出血
いわゆるおしるしってやつです。おしるしは出産が近いことに違いないのですが、陣痛がつくまで数時間〜1週間程度の開きがあるみたいです。
③破水
破水には種類があります。
ドバッと羊水が出てしまう低位破水。卵膜の子宮口に近い部分が破れてしまい、あかちゃんを覆っている羊水がどんどん出ていくので、すぐに病院へ行く必要があります。
そして、卵膜の上の方が少しだけ破れてチョロチョロ羊水がの出る高位破水。尿もれと区別がつかない人も多いとか。
どの徴候も正常範囲内でよくあること。
陣痛とおしるしだったら準備が出来るから、破水だけは嫌だなーとぼんやり思っていました。
嫌だなと思う事ほど容赦なくやってくるんですよね…
さてそれはひとまず置いといて、
一応色々頭でシュミレーションし対策をとろうと動いてはいたんです。
徴候がでたら・・
救急車は呼んでよいのか。
一般的な徴候の時は救急車NGです。
よって激痛とか大量出血、破水の量がすごく多いなど緊急事態以外なし。
陣痛タクシー
全国に陣痛タクシーはかなり普及しつつあります。
やのに、私の住んでいた市はエリア対象外。タクシー会社を片っ端からあたるも、全てそのようなサービスはしていないと断られました。
それどころか「この辺は当日呼んでもタクシーは乗車拒否されるよ。」と産院の看護師さんに聞いていたのでタクシーも無理そうです。
シートが汚れと困るから、対応に慣れていないからという理由で乗車拒否されるって非情やなと心から思いました。私たちの理由は特殊にしても、旦那さんが仕事中とか妊婦がひとりになることは十分考えられるのに。
自分で運転していく
もちろん産院からは禁止されています。そうですよね。何があるかわからんから。
でも他に方法がないし、これしかないな!と思っていました。←絶対やっちゃダメ。
出血なら親に連絡し、しばらく家に来てもらう。
陣痛なら痛くない時に自分で運転していって車で待機する。←絶対ダメ。
破水だけはイヤ。でも自分で行くしかない。
なんとも無謀な結論です。
そんな中、ある日突然旦那がネットに出てくるタクシー会社に片っ端から電話をして、対応してくれる所を探してくれました。
(この時は、やっと旦那に出産に対する不安や危機感が伝わったと思って嬉しかったな…。
裏があって、後にものすごくガッカリするわけですが。これはまた別のおはなし。)
私と同じように、ことごとく断られるのですが、なんと一件だけ「あいている時なら対応しますよ。逆に夜中の方が予約が入っていないので行けると思います」と言ってくださったところがありました。
それは、介護タクシーの会社。
私には介護タクシーは全く想定外だったので、目から鱗でした。
あの時の会社の方!
予定日も確認してくださって、本当にありがとうございました。
無事産みました。心強かったです!!
さぁ実際はどうなったのか。
私のお産は、案の定ひとりの時に破水から始まりました。
それも夜中。
幸い高位破水だったので、親に連絡して駆けつけてもらい、ひとりで待つこと二時間。産院に連絡すると朝まで安静にして待機ということだったので、親が到着してから産院に送ってもらうことができました。
準備するに越したことはないけれど、意外と何とかなるものです。
案ずるより・・・ですね。
どうしても心配な妊婦さんは、介護タクシーの会社にも確認してみるのも手ですよ!
お読みいただきありがとうございました。