育児をしながら1日約3時間の勉強を3ヶ月して、保育士試験一発合格できました。
そして今、こども園で派遣のパート保育士として働いています。
保育士は正社員、派遣、短時間の直パートなど様々な働き方があり、園側もこどもの体調の崩しやすさや行事についての理解があるので、育児しながら働きやすい環境だと思います。
家の近くに選べる職場がたくさんあるのもよいです。
この記事は育児中に保育士について興味をお持ちの方、何か資格でも取ろうかなーと思っておられる方に読んでいただきたい内容となっております。
私が保育士試験を受けた理由
元々仕事好きだった私。
産後も体調が整えばすぐ就職活動をする予定でした。
ところが。
子が8ヶ月の頃から保育園入園の申請をするも「待機児童」となり入れず。そのまま一年、二年と無情にも過ぎていくばかり。保育園に入れなければ、平日は働けません。コロナ禍も重なり土日だけ勤務できるところもない。だんだん追い詰められ社会的に孤立する恐怖やストレスもつのるばかり。「よし。勉強しよう。何か仕事に生かせる資格を取ろう!」何かしら動いていない事が恐ろしかったため、育児中の働けない時間を有効に使おうと思ったわけです。
なぜ保育士資格にしたのかといえば、「待機児童ゼロ」と発表されている市でうちの子がなぜ保育園に入れないのか、内情が知りたい!それに元職にも経験が活かせるかも!という気持ちからでした。
保育士試験とは
保育士として働くには、2つの道があります。
養成カリキュラムのある学校を卒業するか、保育士試験を受けて合格するか。
ユー○ャンとかを受ければ取れるわけではなく、通信講座はあくまで保育士試験に合格するための勉強に使うもの。
保育士資格は国家資格です。
就職の際、民間資格よりパワーを持っているなと感じます。
保育士資格は他の国家資格より門が開かれているという点で、比較的取りやすい国家資格ではないでしょうか。
ただし、門が広いとはいえ受験資格なるものがあります。
私は専門学校出身ですが、2年以上通う、国の基準に基づいた受験資格がある学校でした。大学や短大出身なら例え保育に関係のない学科卒業でも大丈夫です。詳しくは保育士資格のホームページでご確認下さい。
保育士試験についてはたくさんのサイトがあるので詳細は割愛しますが、2日に渡って行われる9科目の筆記試験と、筆記を全科目通過した人は実技試験(通常2科目)を受けます。
全て合格すれば(全科目6割以上の点数を取ればよい)保育士免許を取得して、保育士として働くことができます。試験は基本年2回開催されます。
※別途地域限定保育士試験というものもあります。
保育士試験勉強に有利なのはこんな人
教育学部を卒業した人はもちろん、心理学、発達、福祉について学ばれた人はかなり有利です。
専門じゃないけど単位の必須科目にあったなー、くらいのベーシックな勉強で十分です。
そして、実際育児をしているママ。経験は最大の強みです。
リハビリ専門職の私は、発達や心理学の基礎知識、発達障害に関しての知識があり、かつ自身が育児中だったこともあり、かなり有利だったと思います。
保育士試験の良いところは、1発で全教科合格できなくても合格した科目は蓄積されること。生活スタイルに合わせて、教科を絞り勉強して3年間でコツコツ合格科目を積み重ねていくことも出来ます。ただし、合格して3年間を過ぎてしまうとその科目の免除がなくなってしまうので3年間の試験で全科目合格を目指します。
1発合格出来た勉強方法
まず最初に市販本を購入しました。この2冊です。
私の場合本がたくさんあると不安が募るだけなので、購入した本を極めるつもりで使いました。3回くらいづつは読み込みました。
そして活用させて頂いたのが、保育士試験対策ブログやYouTubeです。
過去問はもちろん、各科目の解りにくい内容を詳しく解説してくれていたり、覚えやすい語呂合わせを作って紹介してくれていたりと無料なのにどれもクオリティが高い!
子が寝てからも、暗い寝室で勉強出来るしとっても良かったです。
断言します。ポイントさえ抑えれば、保育士試験は市販本とスマホで十分勉強できる!
ただし、注意点があります。
あまりにも古いブログは情報が古く、試験に出てくる制度や統計などが古いものがあります。
更新やリライト (書き直し)の頻度を確認してみてくださいね。
私が活用させて頂いた、サイトを紹介します。
1.保育士試験過去問
過去の試験問題|一般社団法人全国保育士養成協議会
2.保育士試験合格応援ブログ
3.保育士試験対策クイズ
保育士試験対策クイズ
4.ほいのーと保育漫画
※最近の更新がないため情報の精査必要。
5.ほいくんの保育士チャンネル(youtube )
ほいくんの保育士チャンネル - YouTube
1日最低2時間、上手くいけば3時間の勉強を目標に、専業主婦だった私は、家でこどもを世話しながら勉強をしました。
仕事してないから余裕!と思っていたけど、こどもが起きている間はもちろん勉強なんてできるはずもなく…今考えれば仕事をしていてもこどもがいなかった時期の方が勉強時間は取れたと思います。
短時間の勉強となったため「要領よく、集中する」ことを意識してすすめました。
実際試験を受けての感想
受験に来られている方は、性別、年齢実に様々でした。私の母くらいの年齢の方もたくさんいて、何歳からでもチャレンジする姿にとても励まされました。
試験自体は「とっても楽しかった」です。
久しぶりの緊張感。懐かしいテストの雰囲気。
ただ、予想外だったのが朝から夕方まで次々受けるテストは相当疲れました。こんな長い時間机に向かうのは何年ぶりだろう。集中力も切れてくるし。後日自己採点をしてみても、午後のテスト(特に1日目)は、ケアレスミス、あり得ないミスが多発してました。
働いてみての感想
合格発表後すぐ保育士の派遣会社に登録し、あっという間に仕事が決まりした。
驚いたのは、面接に子連れOKだったこと。
「結構ありますよ〜」って担当の方はおっしゃってましたが、これまでの職業経験からは考えられず、驚きでした。
やはりどの職種も理想と現実は多少違うもの。
保育の現場は想像以上にアナログでかつ効率化されていない印象です。
でも職場の先輩保育士、保育教諭の先生方のこどもへの声かけやトラブル対応などとても勉強になりますし、わが子がこの年齢のクラスではどのような動きを要求され、どう発達していくのかなど想像しながらの仕事はとても楽しいです。
まとめ
育休中に何か資格を…と考えておられる方に、保育士試験はかなりオススメです。
赤ちゃんや子供のお世話しながらの勉強にはなりますが、勉強自体も、また就職した後も育児にプラスになることが多いですよ。
いづれ、もう少し詳しく、効率のよかった具体的な勉強方法を記事にしてみたいなと思っています。
お読みいただきありがとうございました。