突然指が痛い!!
あかちゃんのお世話をしていても、
身体を支えるために手を床についても激痛。
え、これ、おや指が痛い?
それとも手首??
とにかく困る。
抱っこ出来へんやーん!!
産後2ヶ月の時に私が経験した症状です。
周りでもわりと多くのママが経験しています。
タレントのキンタロー。さんも、悩まれたようですね。
この症状は、
産後に限らず起こることがあります。
私は、
リハビリの仕事をする中でたくさんの同じ症状の方にお会いしました。
まさか、自分もなるなんて。
(厳密には、自分のエコーを見たり家族歴から考えて、なりやすいタイプだという自覚はありました。)
さて、
まず症状の強い方は病院へ行ってください。
整形外科です。
手の専門医がいらっしゃる所だとなおよいです。
今回は、なってしまった私自身の経験談と、
手首や親指に負担がかかりにくい抱っこの仕方などを記録したいと思います。
ばね指とドゥケルバン症候群
あまり聞きなれない病名ですよね。
指の痛みの病気のうち、産後に出やすいと言われる代表的な2つです。
日本整形外科学会のHPで、その病態が説明されています。
要は、
指の手のひら側に原因があって痛みがある場合ばね指、
おや指から手首にかけての側面(甲側)に感じる痛みの時はドゥケルバンの可能性があります。
ばね指は、指を曲げて伸ばそうとした時に違和感や、一度引っかかってカクッと跳ねるように伸びるなるなどの特徴的な症状があります。
ドゥケルバンは痛みが主ですが、
私の場合、招き猫のように手首を内側にグッと曲げた時に、スジがゴリンと動く感覚がありました。
なんでこの様な症状が出てしまうのでしょう。
両方とも、
手をよく使うことやホルモンの影響などが一因ではないかと言われています。しかし、原因ははっきり解明されていません。
もし上記の説が正しいのであれば、産後はお世話で手を酷使する上にホルモンバランスも乱れるので、「なりやすいと言われている状況が整っている」という事は言えそうです。
私のケース
私がなってしまったのは、ドゥケルバン症候群です。
利き手ではない、左手に症状がでました。
いちばんの激痛は、あかちゃんの脇の下に手を入れて抱き上げようとする時。
そして自分の身体を支えるため床に手をついた時も痛みで飛び上がりました。
出来るだけ抱っこの回数を減らして、3日間くらいは手製の装具で安静を心掛けました。
(固定していれば痛くなかったです。)
その後は固定はしませんでしたが、
痛みが落ち着いては痛くなっての繰り返しで、2週間くらいは特にしんどかったです。
その後もスカッと良くなる訳ではなく、
手を酷使したと感じる翌日は、
料理中お肉やお野菜を押さえておくのがツラかったり親指を広げられない事が3ヶ月くらい続きました。
半年経っつとかなり良くなりましたが、
朝起きた直後に痛い日がたまにありました。
1年経った今は普段ほとんど忘れていて、
ごく稀に違和感を感じる日があります。
負担少ない赤ちゃんのお世話方法
私がなってしまった、ドゥケルバンの原因となる筋に負担の少ない方法です。
抱っこの仕方
こちらも痛かった方から。
両方の手首と親指の筋に負担がかかっています。
手首ではなく腕の力で抱っこします。
反対の腕を握って固定するとより楽です。
両手での抱っこが理想ですが、
実際はそうもいってられないことが出てきます。
片手抱っこも、手首で支えると親指の筋に負荷がかかるので、
腕と力こぶのところに(赤マル印のところ)力が加わるようにすると手首の負担は減らせます。
この時ママの(右の)手のひらを
①床の方
②天井の方
③あかちゃんのからだの方
に向けることで、
それぞれ主に頑張る腕の筋肉が変わるので、
疲れる前に向きを変えると比較的楽です。
(写真は③の抱っこの仕方)
どの場合も手首は真っ直ぐ、
前腕全体で支えることがポイントです。
治るまで1年以上かかった!
産後ドゥケルバン症候群になり、特に痛い時期はあかちゃんの抱っこさえひと苦労でした。
同じ症状に悩むママも多く、
決して珍しいことではありません。
中には、
病院にいったけど痛みが長引いていて、
心配な方もいらっしゃるかも知れません。
私も少しづつ痛みはマシになっていったけど、
違和感がなくなるまで1年以上かかりました。
負担の少ないお世話方法を試しながら、
気長にですね😩
お読みいただきありがとうございました。